第7話はこちら
前回のあらすじ
ノビール・ヤーツを使ってなんとか空島に到着した2人
空島にはなんとウルフ盗賊団が盗んだ真っ赤なりんごが隠されていた。
2人はそのりんごを返すため、ノビール・ヤーツで地上へ戻る。
果たして無事に届けて最終回を迎えることができるのだろうか?
本編
おーい!
ハー・タケー村についたボクは農家さんに手を振りながら呼びかけた。
なにやら農家さんは黒い服の人と一緒にいるようだ。
ワタシ「あの人は確か1話にも出ていた人じゃない?」
黒い人「君が例の冒険者ボク君だね?」
ボク「え?勇者?」
ワタシ「そんなこと言ってないわよ!」
黒い人「ハッハッハ、初めまして私はガーマドン男爵と申します。」
ガーマドン男爵「そういえば農家さんに用があるのかな?」
ワタシ「はい!!でもガーマドン男爵にも報告があります」
さっそく2人は農家さんに真っ赤なりんごを見つけたことを報告した。
農家さん「わぁ!ありがとう、見つけてくれたんだね!」
ボク「それと真っ赤なりんごを盗んだ真犯人がいました」
少し考えた様子のガーマドン男爵がこう呟いた。
ガーマドン男爵「・・・。なんとそうでしたか」
ガーマドン男爵「真っ赤なりんごが返ってきたお祝いも兼ねて、君たちの冒険の話を聞かせてくれないか?」
そんなこんなでジッカ・ニーワ王国の近衛兵がパーティーをあげてくれる事になったよ。
開催場所は森の中にある、とあるお店だった。
農家さん「改めて本当にありがとうございます!」
ガーマドン男爵「私からも礼を言う、ありがとう」
ガーマドン男爵「さっそくだが冒険の話を聞かせてくれないか?」
そう言われるとボクは得意気に話し始めた。
ボク「冒険中にウルフ盗賊団が地図を落としたおかげなんです」
ボク「そしてこの伝説のアイテムノビール・ヤーツを空島に向かって、ほれっ!」
ビューン
ワタシ「そうそう、これで空島までビューンと行ったのよ!」ワクワク
ガーマドン男爵「ほぉ、・・・そうだったんですね」
それを聞いていた後ろで
盗人「だから言ったじゃないか、俺じゃないって!!」
この盗人はまだ捕まっていたみたい。
いつになったら解放されるのかな?
ノビール・ヤーツで遊んでる2人をよそに
ガーマドン男爵「その立派な真っ赤なりんごを見せてくれませんか?」
農家さん「どうぞどうぞ」
ガーマドン男爵「ほぉ、やはり噂で聞いていたどうりな・・・」
農家さん「うわさ?」
ガーマドン男爵「いえいえ、こちらの話です」
そんな会話をしていた。
それでは無事に真っ赤なりんごが返ってきたお祝いに乾杯をしましょうか
そう言いながら ガーマドン男爵は高そうなお酒を出席している全員に渡し始めた。
盗人「へっへっへ、お酒好きなんだよ」
近衛兵「え、ガーマドン男爵、盗人もいいんですか?」
ガーマドン男爵「そんな硬いこと言わずに皆さんでお祝いしましょう」
そう言って近衛兵ならびに盗人にまでお酒を配り始めた。
ガーマドン男爵「さぁ、お酒はたくさんありますので盛大にお祝いしましょう!!」
ボク「いい香りがする〜」
ワタシ「飲みすぎないでね!」
全員「カンパーイ!!」
こうしてボクとワタシの冒険が終わりを迎えた。
めでたしめでた・・・し?
え・・・?
つづく・・・のか?
次回予告!?
楽しいパーティのはずが何やら危ない雰囲気・・・
いったいどうなる?