リクガメ

リクガメの肺炎

リクガメは体調が悪いと自分で言えません。

「いつもと違う」と感じたらすぐにカメを診てくれる動物病院に行きましょう。

犬や猫などと違って診てくれる動物病院は少ないです。

カメの飼育を決めた時に、家からカメの負担にならない程度の距離にある病院を探すのがベストだと思います。

過去に私の飼っているホシガメも鼻炎が原因による肺炎を発症してまったので、その時に行った治療と改善をご紹介します。

リクガメの肺炎とは

肺炎はリクガメにとって命に関わる重大な病気です。

細菌やマイコプラズマなどに感染して起こる呼吸器系の病気です。

こちらが実際に撮ったレントゲン写真です。

肺炎時の白いもやが、健康時には綺麗になってるのが分かります。

肺炎の症状

日々の観察が重要です。

  • 苦しそうに口で息をする「開口呼吸」
  • 首を伸ばし急に引っ込める動作を繰り返す
  • 「キュー」「ゼホッ」「プシュ」などの呼吸音を出す
  • 食欲がなくなる
  • 鼻水を出している
  • 低温の場所でじっとしている

肺炎の原因

気温の下がる冬は特に注意が必要です

  • 飼育温度や湿度が適切でない
  • 加湿に気を取られ極端に温度が低い
  • 不衛生なゲージや床材
  • 床材のアレルギー
  • 鼻炎や鼻水の悪化

治療と改善

こちらをご覧ください。

鼻水が出ている状態です。

発見が遅くなると肺炎まで悪化してしまう可能性があるので早めに治療しましょう。

治療方法

①点鼻薬

我が家のホシガメは鼻炎が原因による肺炎でしたので、まずは鼻炎を治す点鼻薬を処方されました。

毎日、朝と夜のお鼻に注入します。

②注射による抗生物質の直接投与

効果は高いですが、身体に負担がかかります。

先生の判断で打っても大丈夫とのことでしたので、肺炎と診断された日に打ってもらいました。

病院に行った疲れもあったのか、その日は帰宅してからもぐったりとした様子でした。

改善方法

①温度と湿度を上げる

ゲージ内の温度は28℃設定にしていましたが30℃にしました。

ホットスポットは35℃です。

先生から寒い時期の温浴は出た後に身体を冷やしてしまうので、暖かい環境で温浴するようにと注意されました。

またホシガメは乾燥も体調不良に繋がる原因なので、加湿器だけでなくエコ加湿器を置くことによって湿度を高めに維持することを心がけました。

②床材を変える

我が家は床材を変えることなく完治したのですが、個体によっては床材の粉塵等がアレルギーの子もいるらしいです。

症状が長引くようでしたら床材を変更することをオススメします。

治療費

場所、病院によって違うと思いますので参考として下さい。

  • 診察料 900円
  • 検便 1500円
  • レントゲン 7000円
  • 駆虫薬 300円
  • 注射 2500円
  • 点鼻薬 1500円

正直、お金は掛かります。驚きました。

生き物を飼うということは責任を持つということは忘れてはいけません。

今回は注射のおかげで回復が早く2週間で完治することができました。

やっぱり元気な姿は見ていて癒されますね。

良いリクガメライフを過ごしましょう!

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